ドリブルの仕方
「どうやってドリブルするの?」車椅子バスケットをやっている話をすると、よく聞かれる質問です。
バスケットは手でドリブル、足で移動するのに、
車椅子バスケットは、ドリブルも移動も手で行うために疑問をもつのです。
ドリブルは、バスケット以外でも、移動の手段とする競技があります。何でしょう。
ハンドボールも確かにドリブルするけれど、バスケットのドリブルと大差がありませんね。
サッカーも、ボールを所持しながら移動する手段として、ドリブルを使います。
(他にもフットサルや、水球などがあります。)
しかも、ドリブルも移動も足で行うという意味では、車椅子のドリブルと似ているところがあります。
サッカーのドリブルで一番多いのは、利き足で軽く蹴って、1歩ないし3歩走って、
また<利き足で軽く蹴るというやり方だと思います。
車椅子バスケットはダブルドリブルというバイオレーションがないので、
1度(またはそれ以上)ドリブルをついて、ボールをひざの上に置き、
2回こいだ(1回こぐ場合もあります。)あとにまた、
1度(またはそれ以上)ドリブルをするというドリブルのやり方があります。
サッカーのドリブルで、相手が近くにいるとき、ボールを小さく蹴ったあと、
逆の足でもう一度蹴って、向きを変えることがあります。(相手の股の下を通すときなど)
車椅子バスケットでも、左手で前方のボールをつき、右手でタイヤを前方に押したあと、
今度は、右手で前方のボールをつき、左手でタイヤを前方に押すといった方法もあります。
敵が周りにいないのならば、軽く前方に投げ、車椅子をこぎ、
ボールを拾ったらまた、前方へ投げるというやり方もあります。
<< 車椅子を方向転換させる方法 いろいろなパス >>