クラス分けについて
障がいの重い選手もゲームに参加できるようにクラス分けがあります。障がいの重い選手が1.0、障がい軽い選手が4.5となります。
1.0〜2.5の選手は、日常でも車椅子を使っていることが多く、
4.0と4.5の選手は、日常は装具や義足、松葉杖を利用するなどして歩くことができ、
バスケットのときだけ、車椅子を使っていることが多いです。
3.0と3.0の選手は、装具や義足、松葉杖を利用するなどして歩くことができますが、
長距離を歩くことが困難で、車椅子を利用していることが多いです。
1.0
腹筋・背筋の機能がなく座位バランスがとれない為、背もたれから離れたプレイはできません。
体幹の保持やバランスを崩して元の位置に戻す時、上肢(手)を使います。
脊髄損傷では第7胸髄損傷以上の選手で、基本的に体幹を回旋する事ができません。
体幹の保持やバランスを崩して元の位置に戻す時、上肢(手)を使います。
脊髄損傷では第7胸髄損傷以上の選手で、基本的に体幹を回旋する事ができません。
2.0
腹筋・背筋の機能がある程度残存している為、前傾姿勢がとれます。
体幹を回旋する事ができる為、ボールを受けたりパスしたりする方向に体幹の上部を向けることができます。
脊髄損傷では第10胸髄から第1腰髄損傷までの選手ですが、残存能力には個人差があります。
体幹を回旋する事ができる為、ボールを受けたりパスしたりする方向に体幹の上部を向けることができます。
脊髄損傷では第10胸髄から第1腰髄損傷までの選手ですが、残存能力には個人差があります。
3.0
下肢にわずかな筋力の残存があり、足を閉じることができます。
骨盤固定が可能となるため深い前傾から手を使わずにすばやく上体を起こすことができます。
第2腰髄から第4腰髄損傷の選手及び両大腿切断者で断端長が2分の1以下の選手です。
骨盤固定が可能となるため深い前傾から手を使わずにすばやく上体を起こすことができます。
第2腰髄から第4腰髄損傷の選手及び両大腿切断者で断端長が2分の1以下の選手です。
4.0
股関節の外転を使って、少なくとも片側への体幹の側屈運動ができます。
第5腰髄以下の選手及び両大腿切断で断端長が3分の2以上の選手、
また片大腿切断で断端長が3分の2以下の選手です。
第5腰髄以下の選手及び両大腿切断で断端長が3分の2以上の選手、
また片大腿切断で断端長が3分の2以下の選手です。
4.5
片大腿切断で断端長が3分の2以上の選手や、ごく軽度の下肢障がいを持つ選手です。
どんな状況であっても両側への体幹の側屈運動が可能です。
どんな状況であっても両側への体幹の側屈運動が可能です。
いずれのクラスでも残存能力には個人差があり、また不全麻痺等のプレイヤーも含まれる為、
一概に損傷部位で持ち点を決定するのではなく、
車椅子バスケットボールの基本的なプレイの能力が判定の主たるポイントとなります。
障がいの重い選手にも、ゲームの参加機会を与えるための、車椅子バスケットボールの特有のルールです。
コート上の選手5人の持ち点が合計が14.0を超えてはいけません。
クラス分けがあるために、選手が5人以上いても、ゲームに参加できない場合があります。
(例)4.0、3.5、3.0、2.5、1.5 合計14.5
また、選手が6人以上いても、障がいの軽い選手が退場なった場合、
控え選手がいても、4人で試合をしなければいけないこともあります。
(例)4.0、3.5、3.0、2.5、1.0 合計14.0
1.0の選手が退場になり、控え選手の持ち点が1.5だと代わりにコートに入れません。
ゲームの大まかな流れ >>